Toshimi Sakurai OFFICIAL WEB SITE .

 大好きな動物・生物たちの紹介です。
カリフォルニアアシカ  
ハーバーシール  
  キタゾウアザラシ  
  オオカバマダラ  
  ジャイアントセコイア  
  コーストレッドウッド  
  ジャイアントケルプ  
  ラッコ  
  ホホジロザメ  
  アカウミガメ  
 

▲ WildCreaturesのリストに戻る ▲

ハーバーシール - Phoca vitulina -

ハーバーシールは鰭脚目アザラシ科の海棲哺乳類です。ハーバーシールの仲間は5つの亜種に分類されており、日本に生息するゼニガタアザラシも一亜種に分類されています。ハーバーシールは体長150〜180cm、体重60〜140kgで、北極圏、北太平洋、北大西洋沿岸に広く生息しており、日本では北海道に500〜600頭のゼニガタアザラシが生息しています。

砂洲や泥地にいる個体は茶色系が多い
ハーバーシールの体の色はさまざまです。黒、濃い灰色、薄い灰色、薄い茶色、濃い茶色などで黒っぱいリング状の模様があったり、斑点があったりします。
ハーバーシールはアメリカ・カリフォルニア州モントレー半島では、海岸線の岩礁、砂洲周辺で普通に見ることができます。ほとんどの場合は数頭、大きくても100頭くらいの群れで生活しており、カリフォルニアアシカやキタゾウアザラシのような大規模な群れは作りません。満潮時には海で食料を探し、潮がひいてくると陸上にあがっていることが多いようです。食料はカレイやタラの仲間などの魚類、イカ、タコなどで、1日に2〜3kg食べているといわれています。
岩場で子育てをする

モントレー半島では、毎年4月に赤ちゃんが生まれます。出産はほとんどの場合、陸上で行われますが、稀に水中で出産することもあります。また赤ちゃんは生まれてすぐに泳ぎ始めます。(他のほとんどのアザラシの仲間の場合は、生後すぐには泳ぐことができません。)
赤ちゃんは体長70〜80cm、体重6〜9kgくらいで、親と同じ短毛の毛皮で覆われています。ゴマちゃんで有名なゴマフアザラシやタテゴトアザラシなどは白いフカフカのコート(産毛)で覆われていますが、ハーバーシールの場合、母親の胎内にいる間に白いコートは脱いでしまっています。授乳期間は約1ヶ月〜1ヶ月半で、この間はいつも親子で一緒に行動しています。

水の中でもいつも一緒

▲ WildCreaturesのリストに戻る ▲